金融機関の名義変更

相続手続きで金融機関の名義変更を行う流れ

細かな手続きは銀行によって異なりますが、名義変更の大まかな流れは以下のようになっています。

1.取引銀行への連絡
2.必要書類等の通知(取引銀行から代表相続人への通知)
3.必要書類の準備
4.必要書類の提出
5.解約金または名義変更完了通帳の受取り

ほとんどの銀行では窓口や専用ダイヤル、またはインターネットから名義人の死亡及び相続人情報を連絡し、数日後に代表相続人へ名義変更に必要な書類等の通知が郵送されます。

通知内容に従って必要書類を揃え、郵送または窓口へ提出すると、概ね1週間~2週間程度で手続きが完了し、代表相続人名義の口座あてに解約金が振り込まれます。名義変更の場合は相続人名義に変更した通帳が郵送されます。

 

金融機関の名義変更 期限:できるだけ速やかに

金融機関ごとに指定された相続手続を行う必要があります。

相続届などの必要書類の提出

相続を行う際、金融機関指定の書類や用紙を一式提出します。金融機関によっては口座のある支店以外の支店でも手続を行える金融機関もあるので確認しておきましょう。

一般的な提出書類一覧
<遺言がない場合> <遺言がある場合>
・相続人全員の印鑑証明書

・相続関係を証する戸籍謄本等

・相続届

・協議が成立している場合は遺産分割協議書など

・遺言書

・相続関係を証する戸籍謄本等

・相続届

・払い戻しを受ける者の印鑑証明書など

<共通して必要なもの>
手続を行う者の身分証明書、クレジットカード、通帳、貸金庫の鍵など
金融機関の相続届の書き方

※金融機関ごとに指定の用紙がありますが、基本的な体裁や趣旨は大きな違いはありません。また、遺言がない場合は相続人全員の署名・押印が必要となってきます。

ゆうちょ銀行の場合

ゆうちょ銀行の定額貯金や郵便貯金などの相続手続の場合も、他の金融機関と同様の流れで行います。ここではゆうちょ銀行の相続確認表と相続手続請求書の書き方を確認しましょう。

ゆうちょ銀行の相続確認表の書き方

 

※相続確認表は最寄りのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で受け取ることができます。またホームページでの取得も可能です。

ゆうちょ銀行の相続手続請求書の書き方

相続時に銀行口座の名義変更をする際の注意点

名義変更の必要書類は各銀行で共通していますが、他の相続手続きにも使う戸籍等は必要部数を揃えるようにしましょう。

口座の名義変更では原本は返却されますが、郵送扱いの場合は手元に返ってくるまでに数日かかります。

何度も役所に行くのは負担になるため、他の手続きに必要な部数もあらかじめ把握しておいた方が手間を省くことができます。

印鑑証明書は発行から3カ月以内のものが一般的ですが、6カ月以内を可とする銀行もあるため、各書類の有効期間も確認しておくとよいでしょう。

また「死亡届」で名義人死亡を確認する銀行もあるため、誤って廃棄しないよう注意してください。

なお、口座振替などの付帯サービスは全て解約されるため、各種ローンなど支払いを継続するものは相続人口座へ引き継ぐことになり、手続きは名義変更と同時進行に近い形で進めるようになります。

 

相続の無料相談を実施中!

当事務所では、大玉村を中心に、福島市・二本松市など福島県全域で相続、遺言、贈与、成年後見などのご相談に対応しております。

相続・財産管理業務に特化した専門家が親身になって対応させていただきます。

少しでもご不安やお悩みがあればお気軽にご相談ください。

ご予約は0243-24-6585からお気軽にお電話ください。

当事務所の無料相談について詳しくはこちらから>>


大切な方の亡くなった後の相続手続をトータルサポート 無料相談のご予約はこちら 0243-24-6585 メールお問い合わせ 24時間受付